子育てQ&A

◆離乳食【2002.9】
Q:生後3か月の長男は、体重が7200gあります。離乳食の開始は7kgからと聞き、離乳食を与えていますが、口をつぐんで食べてくれません。母乳はよく飲みます。どうしたらよいでしょうか?
イラスト A:離乳食は飲むというより、食べるということになるので、それなりの発達がなければ赤ちゃんは受け入れません。たしかに以前は、体重が7kgになった頃から始めましょう、と言われていたことがありました。当時は、今より赤ちゃんの体重が総じて軽く、およそ7kgくらいになった頃に赤ちゃんは離乳食を受け入れられるようになったからです。  
 しかし現在は、全体的に赤ちゃんの体重が重くなり、離乳食を受け入れられるようになる前に7kgになってしまうことが多く、したがって、このような質問があるわけです。そこで、現在は、体重を目安にするのではなく、赤ちゃんが離乳食を受け入れられるようになるまで発達したかどうかを見て判断します。
 そのサインとしては、
@赤ちゃんのよだれが多くなる
A手にもったおもちゃなどを口に入れる
B食べものに関心を見せる
Cスプーンで果汁やおもゆのようなものを受け入れるようになる、などがあります。
 このような発達は、月齢でみると、およそ5か月なので、母子手帳などにも5か月頃になったら離乳食を始めましょう、と記されています。しかし個人差があるので、基本は、受け入れられるようになったかどうかの様子を見て始めるということです。
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◆首のグリグリ【2002.8】
Q:3歳の長男の首に触ったら、小豆くらいのグリグリしたものが5つありました。耳の後ろから毛の生え際にかけてです。何か悪い病気でしょうか?
イラスト A:グリグリだけで、その他に変わりがなければ、まず心配ありません。リンパ腺が少し腫れているだけと考えられます。
 頭は、毛が多く生えており、太陽からの熱や光をたくさん浴び、ほこりで汚れやすい部分です。しかも、他の皮膚と違って生えている毛が長いので、皮膚の表面は風通しが悪くて湿度も高く、かなり不潔になりやすくなっています。
 もしそんなところにバイ菌がつくと、目に見えないほどの化膿があちこちに起こっているはずです。そこでこのようなバイ菌から身体を守るために、頭の周りにリンパ腺が配置されているのです。これがリンパ腺の腫れとなって、触ったときグリグリに気がつきます。
 対策としては、まず頭をよく洗うことです。爪をたてて洗うと傷が深くなるので、石鹸をつけて指の腹でよく泡立てて洗いましょう。できれば髪の毛を短くすることです。このような洗髪でたいていは治まるはずですし、それでなくても秋風が吹くころになると、いつの間にかグリグリは無くなっているでしょう。また、このリンパ腺の腫れは、赤ちゃんの方がずっと多いものです。幼児より赤ちゃんの方が頭が小さいにも関わらず汗腺の数は同じで、汗が多いからです。夏は頭をよく洗いましょう。
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◆保育園での薬【2002.7】
Q:5歳の長女がカゼをひいていたのですが、良くなったので、医師から登園許可をもらいました。しかし、まだ薬を服用し続けなければならないので、保育園で飲ませてもらおうとお願いしたのですが、保育園では飲ませることができないと言われました。どうしてでしょうか?
イラスト A:病気のときにもらう薬は、その子どもの体質や病気の状態などによって、医師が処方したものです。したがって、子どもの薬はお母さんやそのほか一緒に生活する家族が責任をもって飲ませることになっています。そこで、ふつうには、お母さんが保育園に行って飲ませるか、あるいは保育園に看護士がいる場合は、医師からの指示によって、その看護士が飲ませることになります。
 もし、お母さんが保育園に行くことができない、看護士もいないということになると、保育士ということになりますが、保育士は看護職ではないので、お母さんから預かって薬を飲ませることはできないのです。
 そこで、医師の診察を受ける時は、子どもが保育園に通っていることをお話して、薬をどのように服用させたらよいか相談しましょう。そして、どうしても保育園で飲ませなければならない時は、お母さんは薬を飲ませる時間、飲ませる時の注意、飲ませ方などを詳しく書いた連絡表で保育士さんによく説明して、お願いすることになります。
 しかし、これは最終的な方法ですから、保育園とよく相談するようにしてください。いずれにしても、子どもの薬はもっとも身近なお母さんが服用させるというのが原則ということを理解しておきましょう。
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◆手を洗う【2002.6】
Q:幼稚園からのお知らせに、「風邪の予防のためにも、よく手を洗うように」と書いてありました。風邪は咳からうつると聞いていましたが、手を洗うことが予防につながるのでしょうか?
イラスト A:風邪は、たしかに風邪をひいた人の咳からうつりますが、自分の手から感染するということも、近年分かってきました。
 風邪がはやっている時期は、患者が出したウィルスがあちらこちらについています。テーブル、いす、つり革、その他身近なものは、風邪ウィルスによって汚染されているのです。したがって、そこに触れた手には、当然ウィルスがつきます。実際に、風邪がはやっている時は、多くの人の手に、風邪ウィルスがついています。
 ところが、人はそのことを意識しないで、風邪ウィルスのついた手で自分の鼻や耳や口に触れてしまいます。その結果、その粘膜にウィルスが感染してしまうのです。風邪の予防に手を洗うのはそれを防ぐためです。
 洗い方としては、水道の流れる水で手をこすって汚れを落とすという方法がよいでしょう。石けんを使えば、いくらか殺菌作用があり、泡で細かいひだの中からも汚れをとることができるので、さらに効果的です。 また、ウェットティッシュで汚れをとる場合には、水で洗うときと同じように力を入れて汚れをこすり落とすようにします。
 ふだんの生活でまずは外から帰ったら、手を洗う習慣をつけさせましょう。加えて口をすすぐようにすれば、これからの夏風邪などを防ぐことができます。
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◆微熱とその原因【2002.5】
Q:3歳の長男です。朝から体温が37度以上あります。風邪をひいて熱を出した後、元気になったのですが、なかなか平熱になりません。
イラスト A:体温には個人差があります。朝から37度台といっても、平熱より何度ぐらい高いのでしょうか。もし病気前の健康な時にいつも37度以下であったとすれば、風邪の後なかなか平熱に戻らない状態にあるということを考えてみましょう。
 その原因はといえば2つのことが考えられます。1つは風邪の後で熱が下がったといってもまだ何か症状が残っていて、そのためになかなか平熱にならないということです。
 例えば扁桃炎で高い熱が出た後、表面的には治っていても、中の方で炎症がくすぶっているということがあります。熱が下がったというので薬を止めてしまうと、不完全な治療のために微熱が続いていることがあります。しかしお子さんは元気ということですから、そのようなことは考えられないのかもしれません。
 もう1つの原因は熱があるということでお風呂に入れない、風邪をひいてはいけないというので着せすぎるなどということが、体温の発散を妨げて微熱となることがあります。ことに6月・7月は梅雨どきです。何となく空気がジメジメしています。そのような季節に入浴をしないで肌が汚れてしかも着せられていれば、体温が逃げないので37度台が続くこともあります。今ごろの季節でしばしばこのような微熱のお子さんがいます。そこでまず入浴で体を清潔にし、こざっぱりした衣服で体温を測ってみてください。
 もしこのようにしても熱が続くようなら、医者の診察を受けましょう。
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◆母子手帳の内容変更【2002.4】
Q:母子健康手帳の内容が変わると聞きましたが、どう変わるのでしょうか?
イラスト A:子どもに関しては2つあります。1つは断乳という言葉が消えたということです。今までは1歳健康審査の項目に「断乳が完了・が未完了」という文字がありました。しかし断乳という言葉があまりにもきついし、完了・未完了という文字がお母さんの気持ちにとって強く響くので、「母乳を飲んでいない・飲んでいる」という表現になりました。これは1歳6か月のところも同じです。
 1歳を過ぎても母乳を与えていると、いつやめたらよいだろうか、まだ飲ませていてよいのだろうか、このままではやめられなくなるのではないかなどと心配です。母乳をやめるということは、栄養だけの問題ではなく、お母さんの心にも大きく響きます。そこでそんなに急にやめる必要はないですよ、いつかはやめますよというように、表現がやわらかくなったのです。  もう1つは身長・体重の発育曲線です。今までは上下の線の中には赤ちゃんの94%が入り、その中の帯になっているところには80%の子どもが入るということで表示されていました。
 新しい母子健康手帳では、94%の子どもが含まれる外側の線だけとなりました。これでお母さんの心配も随分と和らぐと思います。赤ちゃんには個人差があるということで、大きい幅の中で考えることができるようになったことはたいへんよかったと思います。
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